血液検査ast、肝臓、心臓、筋肉の病気
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血液検査astについてまとめてみたいと思います。astとはアミノ酸の代謝にかかわる酵素です。ほとんど全ての細胞に存在しておりますが、特に肝臓、心筋、骨格筋に多く含まれている酵素です。これらの臓器に障害が起って、細胞の破壊が進むと血液中にastが出現して、astの値が上昇してきます。このような酵素のことを逸脱酵素といい、病気を探るための指標となります。血液検査でastを測定する方法は、血液を採取して血清に含まれるastを自動分析器で測定します。赤血球の中にもastは含まれているので血清分離するときに赤血球の溶血があるとastが出てきて、軽度の上昇があります。またastは骨格筋細胞にも多く含まれています。そのために、激しい運動をすると、運動をした次の日くらいまで、軽度の上昇があります。ですから血液検査の前日や当日は、運動を控えたほうがいいです。なお、飲食については、通常通りで大丈夫です。astの基準値は9〜32IU/l(UV法)です。astが基準値を超えている場合は、肝臓、心臓、筋肉の病気の疑いがあります。症状と他の血液検査の結果をみて、さらに検査を行って、病気を探っていきます。肝臓、心臓、筋肉の病気があるときには、astの値だけが高値になるということは、ほとんどありません。astは細胞の破壊が進むと血液中に出現してきますが、障害の程度が大きいほどastは高値になります。急性肝炎の極期には2000〜3000IU/l位まで上昇します。慢性肝炎や、肝硬変、脂肪肝などでは100〜300IU/lほどとなります。血液検査の結果、astの異常値で疑われる病気などは、**astが500IU/l異常の場合は、劇症肝炎、急性肝炎、心筋梗塞などがあります。**astが100〜500IU/lの場合は、急性肝炎、慢性肝炎、肝臓がん、アルコール性肝障害、心筋梗塞、進行性筋ジストロフィーなどがあります。
●astは『エーエスティー』と呼びます。aspartate aminotransferase
GOTと呼ばれていましたが、国際臨床科学会などの推奨によってASTと呼ぶようになりました。